日本最大級(設定身長が)のローカルキャラクター

『大特撮ネギマン』をあらたまって紹介してみました。

ネギマンは身長40メートル、体重だいたい8千トンの巨人です。その正体は定かではありませんが、鳥取県西部の弓ヶ浜半島で栽培されている白ネギの化身だという説が有力です。
2011年に開催された総合カルチャーイベント【米子映画事変】のシンボルキャラクターとしてデビューしました。
2011~2012年の間に4本の短編映像が製作・公開されています。
ああ、新作作りたい!

 

ストーリー

 鳥取県米子市、広がる白ネギ畑のほとりを自転車で駆ける女子高生・まゆ。その時、何の前触れもなく突如天候が急変し、突風と地鳴りが起こる。
 呆然とする まゆ の眼前には、身長40メートル(推定)の大巨人が屹立していた。一体何者?

 

 解説

 同年10月開催予定の「米子映画事変」をPRするためにYouTubeにアップされた2分20秒ほどの短編動画。実行委員長・赤井孝美の指揮の下、地元ボランティアスタッフと大阪芸大映像学科の学生を中心に作り上げた。出演は地元放送局BSS山陰放送で「ラッテフレンズ」としてでタレント活動をしていた16歳の井次麻友。彼女は後に同じラッテフレンズのメンバー・藤井美音とともにアイドルユニット「Chelip(チェリップ)」を結成し、人気ロコドルとなる。

 赤井はネギマンを自身が学生時代に経験した『DAICON III オープニングアニメ』をイメージして制作した。イベントの花としての映像とシンボルキャラクターを生みだし、さらに映像制作による人材を育成する。後にGAINAX設立に至る道程を米子の地で再現することを考えていた。

 ミニチュアの一部は東京のボランティアスタッフの手によるもの。またネギマンのスーツはDAICON時代以来の仲間である造形作家の三枝徹氏に依頼した。
 「米子映画事変」は中心市街地を賑わせるイベントして成功し、翌年の「第二次 米子映画事変」の開催が決まった。
 


ストーリー

 ネギマンは米子市街地に向かって歩き始めた。女子高生・まゆは自転車で追いかける。巨大なネギマンの出現に町は大混乱。駆けつけた自衛隊の戦車は、市街地侵入を阻止するためネギマンを砲撃する。砲弾を受けたネギマンは、頭部から激しく湯気を発した。その湯気は焼きネギの良い香りがした。集まった野次馬は、一斉にネギマンを撮影するのだった。
 

 
 

 解説

 2011年6月クランクイン。第一話から間髪入れずに撮影に入った第二話。
 場数を踏んで撮影に慣れてきたスタッフの活躍により、より本格的な特撮に挑んだ。
 全長20cmほどのHOスケールの鬼太郎列車や少数のミニチュアを巧みに使い回すなど、少ない手間で巧みにスケール感を表現した。屋外にミニチュアを置き、太陽光の力を頼りに撮影するスタイルはDAICON FILM以来の伝統的な手法である。
 また、ネギマンが粟嶋神社をかすめて大山方向に進むスケール感のある俯瞰カットは、写真プリントを会社の会議室に張り込んで撮影するという、極めてアナログ的なアイデア特撮カットだ。
 本格的な演技は初めてという井次麻友だが、一話以上に熱演を見せ才能と育ち盛りの若さを見せた。後半の自転車立ちこぎが見どころ。また二話では50人近いボランティア・エキストラが参加、特撮映画らしいスケール感に大きく貢献して下さった。ゲストとしてかねてから親交のあった北野誠が戦車長役、地元タレントの すやまとしお がテレビレポーター役で出演している。

(つづく)

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