実は隠れた名城!「米子城」を知るシンポジウム開催。

2016/01/15

                    

米子城址(天守台石垣)からの眺望

米子市民もよくしらないお城「米子城」

 米子ガイナックスの根拠地である鳥取県米子市は、江戸時代の最初期に完成した「米子城」を中心とした城下町です。しかし天守閣をはじめとする建造物は明治初期に解体され、今では石垣が残っているだけです。米子市民の城への関心は高いとは言えないでしょう。お城についてもっとも知られているエピソードは、「解体され材木になり、37円で売られて風呂屋の燃料になった」というものでしょうか。
 その米子城をあらためて知るよい機会が、1月23日(土)に米子市公会堂で開催される シンポジウム「隠れたる名城・米子城《その価値と魅力に迫る》」 です。

お隣には国宝の名城が
松江城をモデルにしたマツエ・ジョー(「ネギマン」第3話より) 米子の30Km西方、島根県松江市にある松江城は、山陰を代表する観光スポットです。松江城は地元の熱心な保存運動もあって天守閣を中心に遺構がよく残り、特に1994年以降は櫓、門、塀などを相次いで再建され、往時の姿が甦りました。昨2015年には念願の国宝に指定され、松江市民の「お城愛」はますます高まっているようです。
 米子ガイナックスも参加する『米子映画事変』で製作された特撮映画『ネギマン』では、巨大な動く城「マツエ・ジョー」が登場していますが、これは山陰を代表する名城に敬意を表したものです。

 


最先端の城下町だった米子
米子城の天守台 米子市は米子城の築城と城下町整備によって出来た町です。徳川家康の特命を受けた家老・横田内膳の指揮の下、伯耆の国各地から人々を移住させ新しい町を創造しました。同業者を集めた区画を作り(紺屋町、糀町、茶町、塩町、大工町、博労町など)、移住者コロニーを形成し(日野町、法勝寺町、尾高町など)、外堀を兼ねた運河・旧加茂川で米子港からの大量の物資輸送を実現。商都米子の基礎を築きました。当時、このように経済を中心に据えた築城は時代の最先端であり、山陰では松江城に10年、鳥取城に17年先駆けたものでした。
 米子城の五重天守と四重櫓が90メートルの湊山に並立する姿は、高い建物がない時代に見ればさぞ壮観だったでしょう。今は石垣だけの米子城ですが、この機会に米子城のことを知り、米子の町の成り立ちを考えるのも良いと思います。

 なお、翌日の1月24日(日)には、実際に米子城址や城下町を歩いて体験する「米子城がっつりウォーク!」も開催されます。

関連リンク
LinkIconシンポジウム情報(米子市) 
LinkIcon米子城がっつりウォーク!(城&城下町めぐり)情報(米子市) 
LinkIconチームデジタル大工・3DCGで「米子城」を創る
LinkIconチームデジタル大工・360゜グルグル回せる米子城(大天守・小天守&内膳丸)
LinkIcon米子城天守をモデルにした「お菓子の壽城」ウェブサイト
LinkIconマツエ・ジョーが登場する『ネギマン』第3話(8分40秒頃から登場)


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